ますみ会について

「ますみ荘」の歴史はわが国の寿命の延伸の歴史と重なります。創立当時、所謂「団塊の世代」の人たちは未だ20代半ばで若いエネルギーにあふれる日本でした。時は流れ、まもなく彼ら全員が後期高齢者の仲間入りを果たし人生100年時代を迎えようとしています。
高齢化の進展に伴い医療介護ニーズは変化し、サービス提供の体制も変化してきました。わけても2000年に導入された介護保険制度は大きな変革をもたらしました。「措置」から「契約」に転換され、介護事業にも市場の競争原理が働き始め、有料老人ホーム等の住まいの整備が急速に進み、特別養護老人ホーム（特養）も激しい競争にさらされるようになってきました。さらには、地域包括ケアシステムの構想により、特養の入所要件は厳格化され、ケアの場は施設から地域・在宅へと移り変わろうとしています。今後も特養を取り巻く社会環境は厳しさを増していきそうです。
しかし、たとえ時代が移り制度が変わろうとも、介護を受けるお年寄りの幸せを願う気持ちに変わりはありません。老いて心身を病みながらも、一日一日を生きぬいてこられたお年寄りに尊敬と励ましを、そして、慈愛・奉仕・誠実・平等を信条に、初心にかえり熱き心をもって次の時代の介護に挑戦いたします。
社会福祉法人ますみ会は、グループを成す医療法人誠和会とともに、医療・介護・福祉を繋ぐトータルマネジメントの提供により、今後も地域の安心に寄与してまいります。